【稼げるor稼げない】40代主婦が動画編集を1年続けた結果

【稼げるor稼げない】40代主婦が動画編集を1年続けた結果

本記事は2024/11/20に公開した動画の内容です。

結局どうなん?というと、1年続けてパートの稼ぎくらいにはなりました。

これから動画編集をはじめてみたい方や、動画編集のお仕事に興味があるという方は読んでみてください。リアルをお伝えします!

動画編集を1年続けた成果と現実

収入は月10万前後です。月収2,000円のときもあれば、15万のときもあったので、ちゃんと平均すると8万くらいだと思います。

この金額が稼げたと言えるのかどうかは人それぞれだと思いますが、私の感想はよかったかなと思います。最初は10分の動画を編集するのに何十時間もかかるので、きつくて何度もやめようかなと思いました。

動画編集スクールの広告とかSNS、YouTubeでも「こんなに成果がでました!」「稼げました!」と情報が目立っていますよね。

成功者Aさん
成功者Aさん

動画編集で初月20万いけた

成功者Bさん
成功者Bさん

子ども4人のママだけどでも稼げた

成功者Cさん
成功者Cさん

再現性100%!誰でも簡単に稼げる

しかし、最初から大きく稼げた人はほんの一握りだと思います。大きい成果が出た人が目立っているだけなんですよ。

スクールの運営にも携わっているディレクターさんとお話しする機会があり、その方が話していたことが印象に残っています。

ディレクターさん
ディレクターさん

動画編集スクールにいったけど仕事がとれない、稼げないっていう動画編集者の方が本当に多い。だから別のスクールに通い直す人もいるし、成果がでないからすぐやめてしまう人が多いんです。

だからスクールで学んだとしても学んだあとどうするかが本当に重要なんです。

最初はだれでも単価1万の仕事なんて取れません。数をこなしていかないとスキルアップは絶対できないです。小さい成功を喜んで、まじめに仕事をこなしていったらどんどん依頼されます。

動画編集歴1年までの道のり

ここ1年くらいで私が何をしてきたかをお話ししますね。

  1. 自分で調べて独学で学んだ
  2. 動画編集スクールで学んだ
  3. クラウドワークスで案件獲得
  4. コミュニティで案件獲得
  5. 営業なしで高単価案件獲得

自分で調べて独学で学んだ

まず動画編集を始めるにはどうすればいいかを調べると、すぐに最初のハードルが出てきました。仕事で動画編集をしようと思うと、Adobe Premiere Proという編集ソフト一択なんですよ。スペックが低いパソコンだとこのソフトが動きませんし、動画素材は10GB以上になることも普通にあります。

もともと持っていたパソコンでは絶対無理だと思い、すぐ買い替えました。(ちょうどセールのメルマガをみたタイミングで購入に踏み切りました)

パソコンについては私は詳しくないので話しませんが、ご自身で検索してみてください。

参考までに私のPCのスペック:CPU Core i7、メモリ32GB、ストレージ1TB、グラフィックスGeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU

次にAdobe Crearive Cloudを契約して、Adobe Premiere Proを触ってみました。

Adobe Crearive Cloudとは20種類以上のソフトやサービスがサブスクで使えるサービス。デジハリ・オンラインスクール経由で契約すると、年間39,980円で利用できます。※2024年12月から68,800円に値上げされます。>>>デジハリ・オンラインスクール Adobeマスター講座

ながまつ
ながまつ

Premiere Proだけでいいかなと思いました。しかしPhotoshopを使う機会が多く、素材サイトのAdobe Stockも使用頻度が高いです。

YouTubeで「動画編集の始め方」のようなPremiere Proの使い方の動画がたくさんあったので、みたらできるだろうというなぞの自信がありましたね。

加えてYouTubeで発信している動画編集スクールは公式LINEを持っています。それに登録すると「Premiere Proの使い方が学べる動画プレゼント」という特典がある公式LINEもありました。

ながまつ
ながまつ

公式LINE8件くらいかな、登録しました…。動画編集スクール多すぎ。

その動画を観て、見よう見まねで編集してみたんですよ。子どもを撮影した動画を読み込んでそれっぽいテロップとか入れてソフトを動かしてみました。

しかしながら、操作が分からなくなるときが絶対きます。動画を観ながら、わからなくなったら自分で検索して調べて編集していました。そうすると作業が止まるし、何度もつまづいてこれは無理だと感じましたね。

私は事務の仕事をしていたので、Officeソフトを使えるくらいのパソコンスキルはありました。Canvaなら感覚で使えると思うんですが、Adobe Premiere Proは無理でした。

ながまつ
ながまつ

「これをみたら独学でできる!」って…できんやん。

動画編集スクールで学んだ

高いパソコンを購入し、Adobe CCを年間契約。このままやめるのはもったいない過ぎると思って、動画編集スクールで学びました。

スクールの良さは、わからないところは教えてもらえる・仲間がいる・さぼらないように監視の目があるなど、もちろん環境のよさがあります。

私は体系的に学べることが一番だと感じました。体系的とはスタートとゴールがあって、その間を筋道を立てて順番に埋めていくような感じです。

私は最初独学でなんとかしようと思っていたときは、情報をあちこちかいつまんで、今どこの何をやっているのか分からなくなっていました。ポイントポイントばかり学んでも、一直線につながらないんです。

スクールでは、ファイルを開く・保存するなど、本当に最初のステップから順番に教えてもらえるので、理解度がちがいました。

ながまつ
ながまつ

「わかった!」「できた!」といううれしさは最高のモチベーション!!

自分で編集ソフトを扱えるようになると「YouTubeでみるやつだ!」と感動したり、編集者目線で動画やテレビをみるようになって編集が楽しくなりました。テロップデザインやSEなどに注目するようになって、内容をみていないことも増えました。

私が学んだ動画編集スクールはこちらです。

クラウドワークスで案件獲得

あるあるの流れですが、スクールが終わってまずはクラウドワークスで仕事をさがしてみました。

ランサーズも登録ましたが、似たようなプラットフォームがあると管理が面倒なのでクラウドワークス1本でした。当時はWebライターもしており、クラウドワークスも利用していたので、そのプラットフォームで動画編集の仕事を探しました。

クラウドワークスは低単価とか詐欺とか聞きますが、最初の一歩としては安心できるから私は使ってもいいと思いますね。

ながまつ
ながまつ

クラウドワークス時代のお話しはまた別の動画でお話しするかも。

動画編集における仕事の流れがわかるから、まずは仕事をしてみることが大事です。プロマネはこうするんだとか、このように修正指示がくるんだとか。いきなり契約書の取り交わしや請求書を自分で発行の手間を考えなくていいので、利用していいと思います。

私の最初のポートフォリオは本当にクソですが、それでも案件獲得できたんですよ。そのクソのポートフォリオは別の動画でさらそうと思います。

案件獲得できた理由も動画でお話しします。採用担当者から聞いたリアルなお話しです。

コミュニティで案件獲得

クラウドワークスは、とても良いクライアント様とつながることができたので実は半年ほど利用していました。しかし、やはり手数料の20%は大きく直接案件に踏み切りました。

動画編集スクールの卒業生が入っている有料のコミュニティでお仕事を見つけました。たくさん編集者募集の求人が流れてくるんです。私はそこに応募して何人かのディレクターさんから採用していただけました。

でもそこから、絶望を味わいましたね。今まで私がしてきた編集はなんだったのか。まずいただいた指示書の細かさ、そして修正の嵐です。

ながまつ
ながまつ

普通に修正100個とかきましたね…。

100個もテキストにするだけで大変ですね…。本当に申し訳ないです…。自分のダメさにフリーズしました。

クラウドワークスではディレクターさんから依頼いただいたわけではなくて、法人の方、クライアント様から直接ご依頼いただいていました。だからスクール卒業したてのスキルでも「すごい!」と言われて完全に調子にのっていましたね。

そこからの絶望。本当の動画編集はこうなんだという現場レベルを感じられて本当に良かったです。

営業なしで高単価案件獲得

直営業はたったの3件しかしていません。本当にリアル数字。いつも観ているYouTuberさんに直接連絡しました。当たり前ですが、返事がなかったです。

でも営業しなくても案件獲得できる方法があるんです。それは紹介です!

ディレクターさんから別の案件をご依頼いただいたり、他のディレクターさんをご紹介いただいたりしました。

最初の案件がディレクターさんからみて上手くいったなら「こんなチャンネルあるけどどう?」とお声がけされます。ディレクターさんはたくさんお仕事を抱えているので常に編集者を探しておられます。

私は1本1万~2万の案件をいただけるようになりました。クラウドワークスを利用していたときは10分2,000円くらいでしたが、直接案件だと10~15分尺で1万ほどの単価です。長尺だと2万円超える案件もありました。

ながまつ
ながまつ

基本料金○○円、それを超えたら5分ごとに○○円のパターンが多いです。もちろん動画の長さや急ぎの案件であるなど、状況によります。

単価が上がるとそれなりのレベルを求められるんだと痛感しました。お仕事をいただけるのはとってもありがたいのですが、キャパオーバーになってきたのでいくつかお断りするはめになりました。

一番多いときで10チャンネルの編集していました。連日深夜まで編集していて、ずっと時間に追われている感じできつかったです。

新規案件が増えると既存の分の編集がおろそかになって、今までしないようなミスが増えてしまいました。演者の方のお名前まちがえたり。だからいくつかお断りしました。本当にきつかったですけど、自分の限界を知れたのでよかったかなと思います。

テロップだけカットだけはあり?

動画編集を始めたばかりの人は「ちょっと自信ないからテロップだけの仕事がいいな」と思いませんか?

私はそう思っていたんですよ。編集の大変さがわかったので「テロップ付けだけでいいわ、面倒だからカットだけとかの案件ないかなとまた楽な方に逃げたくなりました。

私はテロップだけのお仕事もいただけているんですよ。テロップだけで1本5,000~7,000円ほどです。

ただし、ディレクターさんの指示通りにまるっと編集を任せてもらえている状態であれば、テロップだけのお仕事もいただけます。

つまり、ちゃんと編集ができて信頼関係が構築できていれば「急ぎでテロップとカットだけやってほしい」と依頼されます。テロップが一番時間がかかりますし、ディレクターさんからしたら、指示するのも大変じゃないですか。

ながまつ
ながまつ

依頼されるときはほぼ「急ぎで」の指示ですが、全力で取り組みます!カットとテロップは基本なので、編集スキルが明確にわかる部分でもあります。

私の経験からいうと、編集スキルはもちろんですが、それよりも、責任をもってきちんと仕事をすることと、コミュニケーションをとることですね。そうすると営業しなくてもどんどん仕事が入ってきますよ。

私はこれまでYouTube動画だけではなくて、公式LINEに登録した人向けの特典動画、有料会員向けの有料コンテンツ、ウェブサイト用の動画、講義の動画、YouTube広告動画も1本編集しました。編集スキルを身につけたらこのような動画に携わることができました。

ながまつ
ながまつ

夫のリール動画も編集しましたよ…。

動画編集を1年続けたら

今回は40代主婦が1年間動画編集を続けた結果というテーマでお届けしました。

結論、がんばったらそこそこ稼げる。

ただし、時給1,200円のパートをしているときのほうがずっと楽に稼いでいました。時給換算してしまう時給脳からなかなか抜け出せなかったです。

スキルがないから稼げないのは当たり前なので、まずは時給を考えずに編集してみたらいいかなと思います。動画編集キライって思ったら続けられないですよね。

動画編集を始めるにはお金がかかります。だから「動画編集やるんだ!」という覚悟があるなら「高いパソコン買ってしまったからやらなきゃ!」と追い込むことも、仕事を続ける原動力になるのでありかなと思います。

動画投稿の裏側

カットすると10分になりましたが、本当は25分しゃべっています。言い間違えがすぎる、かみすぎる、イントネーションがおかしい…。

また、撮影した日は天気が良く、スマホカメラの機能が明るさをさわっさわっと調整してくださっていました。オートは便利ですが、ちょっと静かにしててくれない?というときもありますよね??

編集もサムネも「自分の」だと思うと、作業の終わりが見えません。試行錯誤しまくりだけど、答えがみえないという感じです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!