
本記事は2025/03/12に公開した動画の内容です。>>>【動画のクオリティ&編集者の評価アップに直結】テロップの誤字脱字を撲滅しよう
「誤字脱字のチェックなんてChatGPTとかAIでいいやん」という方にとっては何の役にも立たない動画だと思います。
私は動画編集を始める前はWebライターをしていました。そのときに誤字脱字のチェックはたくさんしてきたので、どうやってチェックしていたかも紹介します。
どの程度要約するのか?ほぼ文字起こしのままでよいのかなど、動画によってどの程度テロップにするかは異なります。また日本語のまちがいをどれだけテロップで直すのか?も判断が難しいところです。
ChatGPTに修正してもらっても最終的に人の目で確認する必要があります。
ぎらついたテロップや凝ったアニメーションが使われている動画でも誤字がたくさんあったら、クオリティが低い動画にみえてしまいますし、簡単に信用を失ってしまいます。
誤字脱字がないことって本当に基本的な、当たり前のことです。
誰でも簡単に今すぐできるチェック方法を紹介します。

日本語がおかしくても文法がおかしくても、基本的に演者さんが話したとおりにテロップにして、誤解を与えかねない部分は直します。
テロップをひとつずつ目視・音読で確認

1つ目に、こちらの動画で紹介した単語登録を活用してください。
例えば案件動画の場合、商品名やサービス名は絶対まちがえてはいけないですよね。
2つ目に、チェックするときは動画を再生しながらではなく、クリップごとに確認する。
前回のこちらの動画で「誤字脱字を防ぐコツ」としてさらっと紹介してしまいました…。
テロップを1個ずつ確認する方法は、動画編集者の先輩から教わった方法です。それに私が少し発展させた方法を紹介します。
- テロップのトラックだけONにする
- BGMをミュートにする
- テロップのクリップごとに音声を再生してとめて、文字を確認

単純に聞き取りがまちがっていることもあるので、音声とテロップのちがいにすぐ気づけます。
サイドテロップは単体でチェックします。私の動画の場合は章の区切りと動画冒頭、最後のまとめで章タイトルを出すのでそれらが合っているかもを確認します。
私の動画ではポイントのテロップのところで音声を聞きつつ、このテロップが読めるか、それと内容が理解できるか、表示する時間が適切かを確認します。
さらに文字をぶつぶつとつぶやきながらでいいので声に出して確認すると、かなりの確率でおかしいところに気づきます。
音読はライターをしていたときに知った情報です。
私は自動文字起こしからの修正を自分でやりますが、その時点でおかしいところはだいたい気づくので、気をつけながら修正していきます。自動文字起こしの精度はあがってきているとはいえ、疑ってかかるくらいの気持ちです。

ライターさんの中にはWeb記事でも印刷してチェックされる人もいます。紙媒体は目視で校正していますよね。
補足情報として、表記ゆれとは表記が統一されておらず混ざっている状態のことです。
例①「Webライター」「ウェブライター」
例②「分かる」「わかる」
テキストパネルで検索して該当部分をすべて確認した後すべて置き換え、もしくはひとつずつ修正します。
ここまでまとめます。
- 文字起こしを直す時点で気をつける
- 単語登録を活用する
- テロップごとに確認する
- 音読する

クリップごとに再生して音声を聞いて文字を確認、それを読み上げて確認すれば効率的。
私はこの方法で誤字脱字が減りました。
自分の目が信じられない、ミスを撲滅したい、音読なんて面倒!という方は以下の方法を試してみてください。
校正ツールを活用
校正ツールに頼りましょう。有名なツールをあげました。
- Enno https://enno.jp/
- PRUV https://pruv.jp/
- 文章校正ツール(so-zou.jp) https://so-zou.jp/
- Shodo https://shodo.ink/
- 文賢 https://rider-store.jp/bun-ken/
私がライターをしていた当時、EnnoとPRUVはよく聞いたので使っていたライターさんは多いと思います。
私はMOJI-KAを愛用していました。使える機能が限られますが無料でも使えます。テロップの確認ならEnnoで十分です。
PRUVを久しぶりに使ってみました。私が利用していたときは文字数の制限がありませんでしたが、今はユーザー登録しても1,000文字までしか使用できません。

Ennoはユーザー登録不要!無料で使えます。
使い方は右側の部分にテキストをコピペするだけなのでとても簡単です!

- Premiere Proでテロップをテキストファイルに書き出す(テキストパネルの三点(…)書き出しから)
- 書き出したテキストファイルをEnnoに貼り付け
- 「日本語エラーをチェックする」をクリック
- マークされたところを確認しPremiere Pro上で修正

「日本語エラーをチェックする」をクリックするとメッセージが出てきます。使い方やFAQをよく読んでおいてください。
エラーは黄色や緑色でマークされます。スペースもチェックされるので変なところにスペースが入っているのもわかります。後ろにスペースが入っていると中央揃えの場合、中央にならないのでこれで気付けます。

修正するときは該当部分のコピーしてPremiere Proのテキストパネルで検索して置き換え、もしくはプログラムパネルで変更します。
ひとつひとつ確実に修正するなら、タイムコードをコピーしてPremiere Proのタイムコードが表示されているところに貼り付けます。そうすると再生ヘッドがその時間まで飛ぶので確実に修正できます。

テキストパネルであんまり操作したくない。検索もテキストファイルでやってしまいます。操作ミスでクリップ消えたことがあり、何が変わったのかもわからなくなって焦りました。Ctrl+zで戻ってもわからず混乱。
リスクをさけるために確実に直しています。タイムコードがベースならまちがって他のところを触ってしまうこともありません。
場合によってテキストパネルで検索しますが、一括で置き換えはしません。検索するならさきほどのEnnoの画面で検索Cntrl+fで検索して確認しています。こちらは何をしても変更されないので安心です。
Wordを活用
ライターの間では当たり前のように使われているWordの機能を紹介します。Wordも校正の機能があります。
さきほど書き出したテキストからコピペし、校閲タブのスペルと文章校正をクリック。候補を出してくれたり、どうしてダメなのかという説明もしてくれます。

Wordは読み上げの機能があります。

VOICEBOXなど読み上げてくれるツールはありますが、Wordのほうが手軽で簡単にできます。
タイムコードも読み上げるので、テロップのテキストだけを読み上げてもらうよう準備します。
- テキストを書き出したときと同様にCSVファイルを書き出しする
- Excelで空白のブックを立ち上げてデータタブの「テキストまたはCSVから」をクリックして読み込む
- 「Text」の列のセルを選択し「Ctrl+Shirt+↓」で一番下まで選択しコピー
- テキストファイル(メモ帳)に貼り付け→Wordに貼り付け

あとは校閲タブの音声読み上げをクリックするだけです。カーソルがあるところから読み上げてくれるので読み上げてほしいところを指定できます。
右上の設定で読み上げのスピードを変更できます。

半角の前にカーソルがあると音声は1種類しか選択できません。
さらに読み上げに加えて別の機能があります。表示タブのイマーシブリーダーです。

「行フォーカス」で1行・3行・5行にできます。

1行を選択し「音声読み上げ」をクリックすると、今どこを読み上げてくれるかがはっきりわかります。

マウスホイールでくるくるすると読み上げてくれる場所を変更できます。
こちらも修正したいところが見つかったらコピーしてテキストパネルで検索して修正します。

私はテキストパネルではなくテキストファイル内で検索して、固有名詞や表記ゆれもチェックします。何らかの操作ミスで文字が消えることを防ぐためです。
チェックに時間をかけたくないなら、Wordの校正と読み上げ機能を使って、修正したテキストをChatGPTで確認。
もしくは納得がいくまで完璧にしたいなら、Ennoを使う、Wordで読み上げる、Premiere Pro上でテロップをひとつずつ確認する、最終的にもう一回テキストに書き出して、ChatGPTに投げて聞いてみてください。
聞きまちがいがあるかもしれないので、一番時短で確実なのは最初に紹介したひとつずつチェックする方法かもしれないです。
校正ツールは複数使ったほうが良いので、やりやすい方法を試してみてください。
知っておくと役立つ文章作成の豆知識
ら抜き・い抜き言葉
「食べれる」→「食べられる」のように、会話ではよく使われる言葉をテロップは修正します。以下の言葉を検索して確認しましょう。例:伝えてる→伝えている
れる れな れま てな てま てる でる てた でた てて でて

本当に動画によります。一人で話す系の動画でも、カジュアルなエンタメ要素が強い動画だと話したままテロップにします。私はテキストファイルかEnno上で検索します。どれだけ操作ミスしてもダメージゼロだからです。
ひらがな表記のほうがよい漢字
大前提として漢字の開く・閉じるは指示書にしたがってください。
私がWebライターをしていたときは『記者ハンドブック』で確認していました。(当時はバイブルのように扱われていました汗)
時→とき
事→こと
物→もの
方→ほう(~のほうが)
頂く→いただく
更に→さらに
全く→まったく
為→ため
尚→なお
等→など
補助動詞はひらがな表記が基本。例:よろしくお願い致します→よろしくお願いいたします
めちゃくちゃあるのでよく見かけるものだけをあげました。
本当は 分かる→わかる、良い→よい としたいですが、、漢字表記との指示がきますね。

動画編集では指示書なのに、ライティングではレギュレーションという。なぜ?
「頭痛が痛い」リスト
頭痛が痛いは重言(じゅうげん)といいます。ついつい使ってしまう重言をあげました。
一番最初→最初
まず最初に→まずor最初に
あとで後悔する→後悔する
年内中に→年内に
今現在→現在
第一回目→第一回
ぐっすり熟睡→熟睡
最後の切り札→切り札
違和感を感じる→違和感があるor違和感を覚える・抱く
そもそもの発端は→発端は
こちらもたくさんあるので気になった方は調べてみてください。

演者さんがこれらを使用していても話されたままテロップにしています。記事化するならもちろん直す。
誤字脱字をなくす方法
- テロップをひとつずつ目視で確認する、音読する
- 校正ツールを使う
- Wordの校正、読み上げ機能を使う
AIを使いこなしている方からしたら「めんどくさいことしてるわ…」と思われたかもしれません。
誤字脱字のチェックや修正はAIを頼ると簡単にすぐできます。頼ってもよいですが自分でミスを見つけられないとまずくないか?という気持ちもあるんですよ。
自分は何をまちがえたのかを知っておくべき。これは古い考えなのでしょうか…?
正しい表現を学んで修正を繰り返すと、「なんか変」という違和感に気づけるようになります。
動画が完璧だとしても例えばチャットが誤字だらけで伝わらない文章だと「コイツ確認してんの?」となりませんか?
動画に限らす誤字がないことなんて当たり前で基本的なことですし、文章力と読解力はあらゆる仕事で必要です。それゆえAIに逃げずに文字と向き合ってほしいなと思います。
ディレクターさんはどうしてミスに気づくのかを考えると、編集者よりはるかに多くの動画をみてきているからですよね。

誤字脱字のチェックなんて小さくて面倒な仕事かもしれませんが、そう感じているうちは大きな仕事、重責を担うような仕事はできないと思います。
動画投稿の裏側

記念すべき10本目。10本投稿するのに4ヶ月もかかっています。動画制作の勢いがなくなってきました。企画から投稿まで相変わらず時間はかかっていますが「この情報どうなんだろう…いる?」という不安ばかり。いつまでも「私なんかが発信してどうなん…」が抜けません。目的を見失っている、創作意欲が薄れてきた気がするのでストップすべきかと思っています。なんか暗いサムネばっかりやね。
最後まで読んでいただいた方へ特別に公開!今回のサムネに背景としてうっすら入れた文章はこちらです。
修正が多くてつらい。書き出しばっかりしている気分。記事みたいにすぐ一瞬で直せない。動画をYouTubeにあげたら差し替えできない。あんなにチェックしたのにどうして見落とすのかなぞすぎる。書き出しって時間かかるのよ。すべてまちがっているように見えてきた。何も信じられない。コメントで誤字を指摘されたらどうしよう。モチベが一気になくなる。フルテロップの文化どうにかならんかな。Premiere Pro上の機能がめちゃ発達してAIでチェック入れてくれるとかの時代が早くきてほしい。ひとりで作業するのしんどい。AIにチェックしてもらうと楽だけど自分でミスに気付かなくなるかもしれないのもこわい。ミスと正解が見分けられないとまずくない?経験から学んで対策を立てるしかないと思うよ。チェック体制があると最強。
うじうじした気持ちを文字にしてみました。