
本記事は2025/01/27に公開した動画の内容です。
こちらの「動画編集あるある」の中から対処法をいくつか紹介します。
誤字脱字を防ぐ簡単な方法
誤字脱字を防ぐ簡単な方法は単語登録です。
一ヶ所の間違いならまだダメージは少ないですけど、間違っているものをコピペして使うと全部修正する必要があります。
大元が間違っていたら修正箇所が増えてしまいます。だから最初に入力する時点で間違えるリスクを減らします。
単語登録のやりかたはめっちゃ簡単なので、さらっと紹介します。
私のPCはWindowsですが、もちろんMacの方もできます。>>>ユーザー辞書の使用方法はこちら
単語登録のやり方はデスクトップの右下「A」を右クリック→単語の追加を選ぶ
「単語」に登録したい単語を入力し「よみ」 に何の文字を打ったらその単語が出てくるのかを指定します。

例えば単語に「YouTube」よみ「ゆ」で登録します。そうすると「ゆ」と打ってスペースキーで変換すれば、YouTubeが出てきます。
どんなに簡単な単語でも手入力しないことがポイントです。油断すると間違えますよ。

YouTubeを「Youtube」とまちがえている人多すぎです。YouTube様お世話になっているのに、間違えてはダメですよ。
参考までに私が登録しているのはこのような単語です。
Premiere Pro
Photoshop
Zoom
ChatGPT
Chatwork
Perplexity
Instagram
TikTok など
大文字、小文字がまざると面倒ですよね。間違える危険度が高すぎます。
また「Webライター」のような、英語と日本語がまじっているものは打つのが面倒なので登録しました。
その他、登録しておくと便利な単語はこちらです。
- 名前(英語表記がまざる名前は特に登録推奨)
- 会社名、正式名称
- 商品・サービス名
- 社内用語・専門用語
- 決まり文句など

漢字変換してもすぐ候補が出てこない単語を登録しておくと便利です!60文字まで登録できます。
繰り返しますが、もちろん正式な公式サイトなどからコピペしてください。手入力ダメです。
登録しておくとなにかと便利!
・メールアドレス(ユーザー登録やログインするときに時短になる、かつミスがない)
・URL(例えばYouTubeチャンネルのURL教えてと言われたらすぐ送れる)
・記号(地味に便利、矢印など)
テロップの文字は検索して一括で置換できますが、この方法はまったく同じ間違いをしている場合に限ります。検索してもひっかからない場合があるリスクを避けるためです。
最初の入力の段階でミスにつながる芽を摘んでおく、これがポイントです。

ChatGPTに誤字脱字を修正してもらう方法もありますが、なぜかChatGPTに怒られました。改行位置を変えないでと言ったのに、変えられてしまい、元の文章がなくなるくらい修正されました…。
おまけで便利なショートカットキーを紹介します。Premiere Pro専用のショートカットキーではないです。
それは「Shift+スペースキー」で半角スペースが打てます!知っていましたか?
いちいち半角全角を切り替えなくてもいいんですよ。これ地味に時短です…!動画のテロップは基本 句読点を使わなくて、代わりに半角スペースを使いますよね。
もうひとつおまけに便利なキー「F2」。ファイル名を変更するとき右クリックではなくて、F2を押せば変更できます。
またエクセルやスプレッドシートでセル内の文字を変更するとき、F2で変更できます。方向キーを押すと選択中のセルが変わってしまい、結局ダブルクリックしていませんか?
ミスを防ぐ対策
修正指示をまとめておけば、同じ間違いをしなくなります。
まず修正指示がきたときの私のやり方を紹介します。
チェックボックスを活用
まず修正指示がきたらたくさん修正された事実を逃げずに受け止めてください。
次に修正箇所をスプレッドシートにコピペし列を追加して、チェックボックスを挿入(挿入のタブにあります)。修正したらひとつずつチェックをつけていきます。

※修正指示は例えば「0101 画像変更」などのように、該当のタイムと指示内容の表記です。「01:01 画像変更」このようにコロン「:」を表記する方はいませんでした(修正多いと面倒ですしね)。私の経験ですので、担当ディレクターさんによって表記は異なります。
リスト化の目的は確実に修正するためです。ディレクターさんからのチャットを見ながら修正していると、どこまで修正したのかがわからなくからです。

仮に修正が100個もあったら、どこまで修正したのかが絶対わからなくなります。
修正したものを提出して「直っていません」って言われたこともあります…。修正指示にあったのに、見落としました。だから抜けがないように確実にチェックしながら修正しています。
注意!カットの修正は表記の時間が変わってしまうので、他の修正がすべて終わった後にします。
また、画像関係など同じ修正があったら、わかりやすいように色を付けたりしてまとめて直します。
修正が終わったら、もう一周します。修正版は当日か翌日にほしいと言われることがほとんどですが、できればちょっと時間をおいてからもう一度チェックしたほうが良いです。(私は初校も修正のときも2回と言わず何度もみてしまう)
動画や修正指示を見慣れているので、できるだけ新鮮な目でチェックしたほうが見落としに気付きやすいからです。
2度目のチェックは、チェックボックスを解除するか、または列を追加しましょう。やりやすい方法で調整してください。

チェックボックスのセルを全部選択して、入力が半角の状態でスペースキーを押すと、一括でチェックが外れます!
編集の注意点をまとめる
次にチャンネルごとに修正指示と注意点をまとめています。
いただいた修正指示の全部ではなくて、指示書に書かれていない細かいところや、何度も同じ間違いをしているところを入力していきます。

カット、テロップなど作業内容ごとにわけています。
演出のところは全体の注意点や、わからなくて調べた編集方法なども入力しています。

指示書をみればわかるんですが、編集の仕方が変わるので、注意すべきこととして記録しておきます。
修正指示の内容は指示に書かれることの見落としなのか、あるいは自分の確認ミスなのかを認識して、注意すべき点として追記します。
「指示書にかいてあります」指摘を受けることもありました…。それは単純に自分の確認ミスなので、赤字の太字にしておくなど工夫しておくと良いです。
ちなみに「その他」は編集作業以外のことを入力しています。

動画の送り方や指定されたファイル名、あるいは単価や請求月をメモしました。チャットはすぐ流れてしまうからです。
チャンネルごとに注意点をまとめたシートをつくって、ディレクターさんごとにスプレッドシートをつくって管理しています。

デメリットはまとめる時間が必要です!でも覚えるきっかけになりますよ。
編集に慣れてくると指示書をだんだん見なくなってくるんですけど、このシートは開きながら編集したり修正したりします。こうすると同じミスをしなくなります。
編集作業の効率化を図る方法
時間がかかる編集作業についてちょっとしたポイントを2つ紹介します。
カットにこだわりすぎない

カットは自分のルールを決めておきましょう。
私は最初のカットで完璧にしないで、完成度7,8割で終わります。しかし80%がどれくらいかわからないですよね?
もちろん素材によりますが、私はカットは2周までと決めています。終わりを決めないと、カット作業で時間を使ってしまって、納期がすぐせまってきて焦るからです。あとの作業のほうが時間がかかりますよね。
テロップ入れの時点、もしくはSEを入れたときに、ちょっと合わないときが絶対あって直すからです。

私のルール:1周目でだいたいカットする、2周目でさらっと見直す。キレイにカットできなくても一旦そのまま。
カットしていてこの部分カットするのか残すのか、迷うときはマーカーを使います。タイムライン上に付けたマーカーをダブルクリックすれば、マーカーの色を変更できますしコメントを残せます。

一旦マーカーで印をつけておいてまずカットを全部終わらしてから確認する、あるいは動画クリップの色を変えておくとわかりやすいです。
(マーカーはショートカットのMに登録していますが、結局いつもマウス操作しがち)
テロップをつけながらそのマークした部分のカットを見直すようにしています。それ以外でも「ここに演出いれたい」など、思いついたときにマーカーをつけておきます。
私が最近編集した動画は、素材が25分でカットしたら10分くらいになりましたが、カットにかかった時間は30分くらいでした。台本を共有していただいているので、カットは1周で終わりにしました。この動画は演者さん一人で、かつこれまで何本も編集してきたのでそのくらいで終わりました。

演者さんが複数人の場合は、カットの難易度が上がるので時間がかかります。素材だけで人数分増えるしね。
編集作業を早くする一番の近道
編集作業を早くするポイントの2つ目は逆説的なんですが、効率化を求めすぎないことです。
編集ソフトの操作方法とか効率的な編集方法で、もちろん早くなります。
しかし早く編集する方法は、たくさん編集することです。量をこなすと自然と早くなります。
私は編集作業の効率化、時短術、ショートカットキーの設定などたくさん動画を観て実践しました。使えた方法もありましたけど、使えなかった方法もありました。
カット作業でいうと、無音区間を一瞬でカットする方法がありますが、もちろん動画によって使わないときもあります。他の時短術もそうですけど、状況に応じて使います。
結局、どれだけ編集の方法や時短術を学んでも、一番の効率化の方法は「どれだけ編集したか」だと思います。10本編集した人と、100本編集した人であれば、もちろん100本編集した人の方が編集作業は早いですよね。スポーツといっしょです。手を動かした量に応じて身に付いていくと思います。

どれだけ効率の良い編集をしても、例えばカットがへたくそだったら意味がないんですよ。
効率化を求めるなら

動画編集、しんどいですよね。めちゃくちゃ時間かかるし。でもとりあえずしばらく続けてほしいです。
明らかに「自分は向いていない」と断言できるならやめたらいいです。
どんな仕事でもしんどいからです。結果なんてすぐに出ません。ちょっとやっただけですぐ結果を求めがちじゃないですか?次に稼げそうなことに飛びついても結果は出ないです。同じことの繰り返しなんです。
チャンネルの概要欄を見ていただけると、自己紹介のところに『◆流行に流されブログ→Webライター→動画編集を始める』と書いてあります。
私はふらふらしていて、1~2年でやっていること変わっているんです。
あるとき「動画編集無理かな…Webデザインやろうかな」と考えていたときもあります。サムネを作るのが楽しくなってきたので、デザイン講座をひたすら調べていました。
でもデザインを始めたところで同じなんですよ。すぐ結果は出ない。それでデザインが上手くいかなかったらら、次は「YouTube運営かな?」「プログラミングかな?」「やっぱりAIを使ったAI副業!」 とかね。
次から次へ新しいものに目移りして飛びついてしまいます。誰かが「これいいよ」っていった情報に飛びつくんです。
どうして周りの声や情報に流されるかわかりますか?自分で決めていないからです。自分の目的がないからです。
そうするとAI副業の次は、また「AI副業はもう古い!2025年最新版 初心者でも稼げる○○」のような、また別の新しい何かがが出てきたらそっちになびいてしまいます。

有料noteとか稼げそうな情報が流れてくるので、SNSを見ないほうがいいです。
あるあるでも紹介しましたが「これだけ稼げました」という成果報告の投稿もあります。

キラキラした報告を見て、自分からわざわざ落ち込まなくていい。
私の経験でいえば、目の前の仕事だけに集中して向き合ってみると継続案件で手一杯になります。
忙しくなると自分の仕事のことで精一杯で、周りのことが気にならなくなるんですよ。
誰でも簡単に情報に振り回されます。「私って何がやりたいんだっけ?」と自分の気持ちや意思がわからなくなります。
だから余計な情報はシャットアウトするほうがいいと思います。
作業効率化のコツ
今回は【動画編集あるあるの対処法】40代主婦がたどり着いた作業効率化のコツというテーマでした。
- 誤字脱字を防ぐ簡単な方法は単語登録をしておく
- ミスを防ぐ対策は注意点や修正指示をまとめておく
- 編集作業の効率を上げるには最初のカット作業にこだわらない・効率化を求めすぎない
- 効率化を求めるならSNSと程良い距離をとる
動画編集にかかわらずどんな仕事でもそうですが「誰かが稼げるって言ってたから」「みんなやっているから」という誰かの声。
自分ではなくて誰かの声でなんとなく始めて続けてもお金と時間が減ってしまい、労力を消耗して挫折してしまいます。
自分で達成したい目的を決めるといいです。例えば「お客さんからサムネを作ってほしいと言われたから、サムネを作れるようになりたい、だから勉強する」などのように、目的がはっきりしていると進むべき道もはっきりします。
目的があっての自己投資なら挫折しにくいと思います。
派手な一発逆転みたいな感じではないので、期待しすぎると作業のわりに結果が伴わなくて続きません。コツコツ地道な作業を続けるしかないです。動画編集なんて地味。
「1ヶ月で月収○○万円達成」みたいな短期間で成果を出すことにこだわらずに、遅くても確実に結果を積み上げていくほうが良いと思います。
動画投稿の裏側
私は何度同じ間違いをするのだろうか。カメラの露光量を固定するタイミングを間違え、めちゃ暗い状態で録画されていました。なんのためにライトを買ったのか…。編集である程度どうにかできますが、毎度なにかとやらかしています。
今回の動画は構成がおかしくなってしまいました。何を言いたかったのか。情報量と情報の粒度のバランス、話の流れと順番。軸を通すとおかしいところが出てきます。難しい。台本制作の方法を工夫してみようと思います。
「効率化を求めるなら」を追加してしまった言い訳になりますが、X(旧Twitter)で見かけたポストがきっかけです。以前つながっていた方の投稿でした。その方とは当時ライターつながりでしたが、現在はいろいろな講座や情報商材に手を出していて、プロフィールが講座名だらけになっていました。次に稼げそうなことに飛びついては、やめるを繰り返していたからです。
サムネは過去イチ時間がかかったかもしれません。背景や重ねる画像を悩みまくりました。画像素材を20枚くらいダウンロードして試しましたが、全部ボツ。結局スクショしたタイムラインをカラフルな背景として使い、ポップ?なサムネにしました。
前回の「動画編集あるある」を投稿してから、チャンネル登録者が500人を越えました。本当にありがとうございます!!いろいろとお話ししたいことはあるので、1,000人達成したら雑談配信をしたいですね~。