
本記事は2025/06/22に公開した動画の内容です。>>>【敗北者】動画編集者なのにSNSを活用していない理由がめんどくさすぎた
私はYouTubeで発信をしておきながら他のSNSで発信していません。
YouTubeもSNSですが他のSNSとはちょっとちがいますよね。X(旧Twitter)とInstagram、noteのアカウントはあります。TikTokやThreadsはアカウントさえつくっていません。
今時こんな人いますか?
動画編集者なのに、ましてやYouTuberなのに他のSNSを動かしていないなんて大きな機会損失です。
SNSといってもX(旧Twitter)を中心に話します。

SNSは英語ではないから通じないよ。social mediaというんだ。こっちがもっと広まってほしい……
はじめに SNSのメリット
SNSのメリットは私が言うまでもないです。動画編集者に限らずですが、個人として活動していくならSNSを活用するべきです。
自分の発信が誰かの目に留まって仕事がくるかもしれないので、自分の存在が認知されれば仕事につながる可能性があるからです。
認知されないと仕事の獲得、自分の商品があるなら商品の販売はもちろんできません。自分への連絡手段でありお問い合わせ窓口にもなります。
元々日記みたいな日常をつぶやくアカウントでも動画編集者として発信していけば、元々のフォロワーさんに加えて応援してくれる人は増えるでしょう。
SNSで役立つ情報が無料で得られ、有名人の発信が見られ、その方にメッセージも送れます。インフルエンサーのリポスト1回であなたの現状が変わるかもしれません。

つながりを求めるというより「私を知ってほしい!」という気持ちが少なからず全員あると思う。
またどうやったら自分の発信をみてもらえるかと考えるので、SNS運用ができれば仕事の幅が広がるかもしれません。SNS発信でビジネスの可能性が広がるんですよ。
このようなたくさんのメリットがある中でYouTuberである私が他のSNSをやっていない理由は、メリットよりデメリットが上回ったからです。
SNSをやめた理由
私が他のSNSをやっていない理由は情報にふりまわされるからです。
このとおりにしたら稼げるとかの情報がたくさん流れてきますが、再現性なんてないと考えたほうがいいかもしれません。
どうしても期待しすぎてしまって、すぐに結果を求めてしまうからです。誰かの体験で私もできそうと簡単に思わされて、思い切って実際やってみるとうまくいかずに挫折する。
SNSは情報のインフラとなっていて、ものすごい情報が洪水のようにどばっと流れてきます。だから自分に向けの情報ではないのに鵜呑みにしてしまったり、情報に振り回されてしまうことがあります。
いろいろな人が「AはだめでB」「BはダメでC」っていうことを発信するから、自分の軸がないとすぐ流されて、どの情報を信用していいかわからなくなります。成果報告など気にしなくていい情報も目に入ってくきますし、あおられて前へ前へ上へ上へと成長を求められ続ける。「去年と同じじゃ許されない」みたいな。

自意識過剰、ナルシストすぎてイヤになる。
いいねが多いだけでもっともらしい正解にみえてくるんですよ。自分の意見、思いがあるのに他の意見をみたらそっちにあわせてしまう。
参考にするならいいですけど私はすぐ流されてしまったので、発信どころかみるのもやめました。タイムラインをみるだけで気持ち悪くなってきたからです。
動画編集を始める前、ライターをしていたときにTwitterはやめました。初投稿のこちらの動画でちょろっと話しているのでよければそちらの動画もみてみてください。
Twitterきっかけでメルマガを購読したり公式LINEに登録して無料の特典をゲットしたり……。いろいろな情報をとりすぎて消化不良を起こし気持ち悪くなった、というほうが合っているかもしれません。

XやInstagramはリサーチするときに使います。Instagramのほうがよくみるかもしれない。化粧品を探したりね。
SNSの投稿内容
案件獲得が目的でSNSを動かすなら、その姿勢を見せる必要があります。何でも投稿していいわけではなくて、小さいアカウントでも見られているという意識は必要だと思います。
少し前に有名人の画像を使った大喜利が流行りました。もし、ライターや動画編集者、デザイナーなどクリエイターなどがこの大喜利に参加していたら、アウト。悪意がなくてもダメです。
公式が許可していない画像をSNSに投稿する、これは著作権や肖像権などの問題を気にしていない人だとみられてしまうからです。
Xなんてかなりスクショだらけでカオスですが、見られていると言う感覚は持っておきましょう。将来、発注者となる人が見ているかもしれない、自分のつくった動画をみてくれている視聴者が自分の投稿をみているかもしれない、という視点はもつべきだと私は思います。

アイコンがアニメキャラとか普通にダメよ。そういうことしちゃう人だと見られる。
また前からずっと疑問だったんですが……どうして逐一仕事のことをXで報告するんでしょうか?「今から編集します」「納品しました」「今忙しい」とか、これいる?
取引先とのやりとりをSNSで流したり、仕事内容を書いてしまうと、守秘義務(秘密保持義務)は?と考えてしまいます。
月いくら稼げたとかいう発信も、自分の商品がある人ならいいかもしれないですが、いらない情報だと思います。未来の発注者が知りたい情報ではないですよね?
発信するならいっしょに仕事をしたいと思えるような内容にするべきです。だからそれはいくら稼げましたという成果報告ではないと思いませんか?
たとえば「先日納品した動画がめちゃくちゃ喜んでもらえました!」こういう感じのほうがいいと思います。

なにが起こるかわからないのもSNS。まずは投稿してみましょう。いきなりバズったり炎上したりしないから大丈夫!
SNSを使う目的
案件獲得以外にSNSを使う目的は、モチベーションアップのために作業内容をSNSに投稿するとよく聞きます。
しかしSNSを開いちゃうとタイムラインを見ますよね?
投稿するにしても見られるからにはちゃんとしたことを書かなきゃ考えます。つまり、時間をたくさん費やしてしまうから私はやめました。
これを自分の投稿だけさくっとできるならいいですが、他の人の投稿をみたりいいねしたりリプをしたりしだすと時間が溶けます。
自分の目標を投稿するのもいいけど、見ている人には関係ありません。良いプレッシャーになると思うなら続ければいいし、私みたいに悪影響しかないと思ったらやらないほうがいいです。結局「自分がどうしたいか」です。
開くとどうしても余計な情報ばかり目につくからです。いいねとかの数字が気になってしまう……。数字ってどうしてこんなに人を追いつめるのでしょうか。
もちろん投稿を続けていけば仕事につながる可能性はありますが、他人のために時間とエネルギーを奪われるのがもったいなすぎます。
成果報告をしたいがために動画編集をしているわけじゃないでしょ?
SNSで発信するために読書をするんじゃなくて自分のためにするんですよね?
朝活できた!と投稿するために早起きするんじゃないんですよ。
目的があって投稿するのではなくてなんとなくなら、やめたほうがいいと思います。時間と労力がもったいないからです。

交流が増えるともっと余計な情報が入ってくるよ。
繰り返しますが、いろいろな人が「これ!」っていうことを発信するから自分の軸がないとすぐ流されて、どの情報を信用していいかわからなくなります。
嘘か本当かわからない大量の情報が流れて人の感情が出ている文章も流れてくる。私は自分の中に流れ込んでくる感覚があって気持ち悪くなってくるんです。
このあいだ「時間術100選」とか「本当の時間術」という投稿をみました。時間術を100個も選出してすごいなと思ったんですが、100個も読まないほうが時間術じゃないかと思いました。
マンダラチャート書いたり夢100個書いたりも似たような感じです。そんなことやっている暇があるなら仕事しましょう。
自分の仕事に集中して自分のことで忙しくなったら、他人が何をいっても気にならなくなります。他人に興味がなくなったというほうが合ってるかもしれないですね。
いろいろなところに気が散るとすべて中途半端になってしまいます。
成果報告のポストをみて落ち込む理由は、人の成果がみえると自分にも期待しすぎてしまうからです。同じような結果が出ないから落ち込むんです。
本当か嘘かわからない投稿に感情をひっぱられている場合ではないです。嫉妬するべきは、そんな成果報告ではないんですよ。
嫉妬の対象は制作物
私はライターではないですが今も文章を書いていますし、読書もします。もちろんYouTubeで動画をたくさんみます。そうすると「もうまいった!」嫉妬を通り越して降参するくらいの作品に出会うことがあります。
あるYouTubeチャンネルの動画をみて「この動画やばっ」と声が出てしまいました。

何本も編集していくと、動画のクオリティとか編集の良し悪しがわかるようになってきます。
そのやばっと思った動画は対談動画でテレビっぽくはなくYouTube動画っぽい編集なんですが、いつのまにか最後まで観てしまいました。
フルテロップで、まとめや説明のテロップが表示されるタイミングと文字数、イラスト、図解。テロップでツッコミがはいるタイプの動画でそのツッコミのコメント。
強調のキラキラしたテロップはあまりなく、ここぞというときに使われる。おそらくカメラ3台で撮影した動画でその素材の使いどころ。
これらががっちりとかみ合っていて「この動画すごっ!」と思いました。

マルチカメラ難しい。カメラ5台分の素材があっても全部使うとチカチカするし。
テロップの種類やエフェクトの量は少な目で演出はシンプルでしたが、私なんか足元にもおよばない!と感じたんです。
もうひとつ「やばっ」と思った動画があります。インタビュー動画で細かくカットをいれたり、エフェクトやテロップでひきつける動画ではなく、映像のキレイさと素材の組み合わせ方に魅了されました。動画の構成含めすべてに意図があって作られていると感じました。
たとえば導入部分に森の映像を入れているところや、音声は流れている中で別の映像が流れているところなど、視聴者の想像力を掻き立てるような展開でした。プロの映像制作ってこうなんだと素人ながらに思いましたね。
久々にけっこうピリっときて力の差をみせられて落ち込み、嫉妬しました。

ひとつめのチャンネルはサムネもやばすぎた。動画の一覧をみたとき固まったよ。天下のSAMUNE様のサイトには載っていないよ。
他人の成果報告をみて私はどうして成果が出ないんだろうとか、落ち込んだり焦ったりするようなら、みないほうが身のためです。動画編集者に限らずですが、人それぞれスキルはちがうし、活動の環境だってちがいます。そもそも背景がちがうから比べる意味がありません。
「比べるのは昨日の自分とか」耳にたこができまくっているくらい聞いたこんな決まり文句はもう気持ち悪い。きのうと今日はあんまり差がないんだよ。
他人に嫉妬したり落ち込んでしまうことは、自分の現状に不満がある証拠です。だから他人の成功について考えるのではなく、自分の行動を見直して考えるべきです。だから私はTwitterやめて自分の仕事に集中しました。
SNSをやめた理由から得たうまく付き合うコツ
SNSを活用しないことは大きな機会損失だと思いますが、誰かがやれといったからといって無理に続ける必要はないと思います。
私が得たSNSをうまく付き合うコツはこんな感じです。
・情報の取捨選択ができないならやめる
・たくさん情報をとっても使いこなせないと自覚する
・自分のことに集中できないならみない
・他人の成果報告ではなく成果物に嫉妬しよう
この動画を作ろうと思ったきっかけは最近読んだ本でした。プロの作家さんに「すごい!」というような感想を言うのは失礼ですが、文章にめちゃくちゃ嫉妬しましたよ。こんな文章書きたいと思いました。
その作家さんだって苦労して積み上げてきたからこその文章だから、どうあがいたってその人にはなれません。

とても読みやすい短編のエッセイ集です。文庫版もあります。
動画投稿の裏側
久しぶりに動画をつくるとこれまでどうやってつくっていたのかわからなくなった。構成も中身もおわっているチーン。動画投稿しなきゃという思いでつくった。サムネもそうだが妥協点を見つけて発信していくしかない。動画の内容やクオリティアップは必須だけどもさ、こだわるといつまでたっても投稿できん。「デザインに正解はない」と同じようなことだろうと自分なりの答えを出すしかねぇ。
動画内で話すのを忘れたが、SNSで流れる「#動画編集者募集」の投稿を見て応募する方もけっこういると思う。でも素性もよくわからない人に個人情報をわたすことは、ちょっと怖いと思わないのか??特に個人が募集していると余計あやしいと思ってしまう。
Twitter(現X)のことで思い出したが、私は以前「おはツイ」に参加していた(なつかしい!)。それに朝活したというツイートをしたいがために早起きしたこともある。しかしだんだん起きてもとくに活動せず、最終的にお布団の中でツイートしたよ。絶対同じことしている人いると思う。インフルエンサーのツイートを引用リツイートして全肯定する媚びたツイートもしていたなぁ。
私は「情報を取り入れすぎた」とキレイに話した。嘘ではないが、すごい人に媚びながら人間関係を作り上げていくことやそのような様子が気持ち悪かった。フリーランスじゃなくて会社員選んだ人をこきおろしたり、文章でなぐりあっている様子もきもい。自分とちがう選択をした人を殴ることは、自分の選択に自信がないからだろう。それにいいねが多いだけで中身がないツイートを量産してどうすんのと本気で思っていたよ。人の感情が浮かび上がってくる感じなのだろうか。まじでタイムラインをみて吐き気をもよおしたよ。Twitter(現X)の中にいる人全員、詐欺師に見えてくるぜ。あやしい人多すぎな。
同じように感じた人は同志なのでコメントをいただければうれしいです!>>>コメントフォーム